
・・・・・今日のお弁当
◆肉巻き ピーマンを、味噌を塗った豚肉で巻き巻き
◆にんじんの炒めナムル
◆卵焼き 細ねぎ・しらす・チーズ入り
◆ブロッコリーのソテー ベーコン入り
◆きゅうりのぬか漬け 市販品
・・・・・今日の本

◆灰色の虹(はいいろのにじ)
貫井 徳郎(ぬくい・とくろう)
おーきく言うと、「冤罪」の話。
色んな事が絡み合って、冤罪が出来上がった。
最初は参考人としてつれて来られた主人公は、威圧的な取り調べに耐え切れず無理やり自白という形になってしまい、逮捕。
その後の検察官の取調べでもうまく説明出来ず、絶望的になり、同意してしまう。
裁判では今度こそと思い無実を主張するが、目撃証言が鍵となり、有罪判決が出てしまう。
控訴するも無罪に持ち込むための新証拠が見つからず、棄却。
最高裁に上告するも棄却され、罪状確定。
だけど事件に関わった人たちはそれぞれ、ある程度のやり過ぎや思い違いはあるものの、間違っているとは思ってもいないだけに始末が悪い。
出所して来た時には、恋人とは別れ、姉は結婚が破談になり絶縁状態、父親はうつ病になり自殺と、自分が引き起こした事の周りへの影響に愕然となる。
そしてこの事件に関わった刑事・裁判官・弁護士・目撃者が次々に殺されていくんだけど、犯人が目撃されず、中々捕まえられない。
結末は、意外な様なそうでもないような。