2012年1月27日金曜日

27日  野菜ソテー弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆鶏の揚げもの
       ◆野菜ソテー
       ◆大根とツナのサラダ
       ◆おさつのめんつゆかけ
       ◆カレー味卵
       ◆白ご飯


おかずの中で、今朝作ったのは、野菜ソテーだけ。
鶏は市販のお惣菜で、朝にグリルで焼き直し、めんつゆにサッくぐらせただけ。
野菜ソテーは、このところ連日のパプリカとスナップえんどう。


大根サラダは、昨夜の夕食にも登場。
卵は、昨夜茹でてカレー粉を入れためんつゆに漬けて置いたもの。
おさつは、残っていた粉吹きおさつを今朝温め直し、熱いうちにめんつゆを染みこませただけ。


ところで今日は、珍しく白いご飯。
朝にご飯が炊き上がって、炊飯器の蓋を開けてびっくり。
雑穀入れ忘れてました。
それ用の水加減にしたのにー。







・・・・・今日の本・・・・・

◆風のなかの櫻香(かぜのなかのさくらこ)
  内田 康夫(うちだ・やすお)

ご存知、浅見光彦シリーズ。
今回は尼寺を舞台にしたミステリー。

内田康夫久しぶり。
以前は新作が出る度に読んでたけど、だんだんとパターンを感じる様になってきてしまって、それがちょっと食傷気味になってきたんだよねー。
それが良いって事で読む人たちもいっぱいいると思うんだけど。
どーも読んでると、この後はこうなるんだよなーって判ってしまって、実際そうなるわけなんだけど、そうなると私としてはちょっとテンション下がるって感じで、それが何回かあると、もういいかなーって思ってしまって、それ以来ちょっと遠ざかってました。

それが今回久しぶりに目に留まって、ちょっと読んでみようかなーって気分になったので。

まあ、話の展開はいつも通り、母親のお供と仕事の依頼が、偶然同じ奈良になって、行った先で事件に出くわし、犯人扱いされた後で身元が明らかになり、無罪放免。
その後個人的に事件を調べ、色々と複雑な関係が明らかになり、真相に辿り着くと。

今回の舞台は尼寺で、そこに養女になった少女を巡って誘拐事件が発生し、その裏には少女の出生に関しての複雑な人間関係が絡んでいて、その話が中心。

人間関係の近さにちょっとどうなの感が無きにしも非ずだけど、それが少女の親の親の代までさかのぼるとなると、現代ほど学校も乱立してはおらず、お金持ちが通う学校となればそれこそ限られてくるだろうから、同じ学校だったってことも、珍しいとは言えないんだろうなー、なんて。

久しぶりに読んで、まあいつも通りの展開ではあるけども、今回はあまり政財界のごたごたは出て来ず、誘拐の理由もちょっと悲しいものがあり、結末もホンワカ感があり、その点ではいつもとはちょっと違う感もあったなー。

2012年1月26日木曜日

26日   アジフライ弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆アジフライ
       ◆野菜ソテー
       ◆卵焼き
       ◆粉吹きおさつ
       ◆れんこんとメンマのピリ辛
       ◆雑穀飯


昨日のあじの残りでもう一品。
今日はフライで。
野菜ソテーは、昨日と同じ。
パプリカとスナップえんどう。

卵焼きの中身は、長ネギとチーズ。

 
粉吹きおさつは、粉吹きイモのさつまいも版。
仕上げに塩を振ったんだけど、時間が経って塩気が薄れたかも。
詰める時にもう一度振っておけば良かったかも。








・・・・・今日の本

◆鋼鉄の叫び(こうてつのさけび)
  鈴木 光司(すずき・こうじ)

500ページ超えでどっしり。
だけど、意外とスラスラ読めて、ページの多さをあまり感じさせない。
太平洋戦争の特攻隊をモチーフにした話。

話の舞台は1994年で、テレビのディレクターが、来年の終戦50周年スペシャル番組の企画として「太平洋戦争の末期に、特攻のために出撃したけれども自らの意思で編隊を離れ、生還した人間」にスポットを当て、歴史に残るような作品に仕上げようと、調べ歩く。

そもそも何で、特攻隊なのか、それも何で、自分の意思で編隊を離れ生還した人間なのか。
集団の呪縛に弱いという日本人のキャラクターや、バブル経済崩壊後の日本が抱える問題を対比させてって事らしいんだけど、判った様ないまいちピンとこないような。

結局尋ね人は見つかったんだけど、その人は思いもよらない様な人物で、主人公との関係性や現在の境遇に、ちょっと「えーっ?」って感じ。

特攻隊の話が所々で挟みこまれ、話の中にもうひとつ話がある感じ。

2012年1月25日水曜日

25日  あじのカレー焼き弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆あじのカレー焼き
       ◆野菜炒め
       ◆卵焼き
       ◆ほうれん草のごまおかか和え
       ◆しいたけと昆布の佃煮
       ◆雑穀飯
 

刺身用に処理されたあじを、値引きされた瞬間にすかさずゲット!!
塩コショウして、カレー粉と小麦粉をまぶし、焼きました。
野菜炒めは、パプリカとスナップえんどう。
外はまだまだ寒いけど、最近スナップえんどうが目だって来た。

卵焼きの中身は、パプリカとウインナーとチーズ。
なんだけど、こうして見るとどうしても卵焼きには見えない。
肉か?って感じ。
どうも、茶色になっちゃうんだよなー。








・・・・・今日の本・・・・・

◆新小岩パラダイス
  又井 健太(またい・けんた)

本書は、第三回角川春樹小説賞受賞作品です。

本当の幸せって、何だろうねーって話。

会社が倒産して無職になった次の日に、同棲してた彼女に貯金も家財道具も持ち逃げされ、カジノで一発逆転に賭けて失敗し、「どーでもいーやスイッチ」が発動し自殺を試みるも引き戻される。
事の顛末を話した所、自分が住んでいる格安の「ゲストハウス」を紹介され、そこに住む事に。
その「ゲストハウス」は緑色で「枝豆ハウス」という名前がついていて、部屋は狭いけど、家具は付いてるし光熱費は家賃に含まれてるので、ご飯だけ自分で何とかすれば暮らしていける。
住人たちはかなり個性的だけど、みんな仲良しで、裕福ではないけどそれぞれ自分の信じる道を一生懸命に進んでいる。
そんな住人たちとの飲み会に参加して、楽しく過ごしながら、「これが幸せなのか?」と自分に問いかける。

そして、職探しに出掛けた時に昔の知り合いに出会い、その男の立派な身なりに驚いていると、自分の所で働かないかと誘われる。
喜んで働き出すも、そこが株や先物のや金などの詐欺を仕事にしてる事に気が付き、「こんなことしていいのかー?これで設けたお金で幸せになれるのか?」と悩む。
悩みながらも働き、仕事が終わると、あの個性的な「枝豆ハウス」へ。

貧乏でも良いから自分の夢の実現に向けてがんばるのが幸せなのか、人をだましてでもお金儲けをしてお金持ちになるのが幸せなのか、主人公は自分に問いかける。

個性的な登場人物たちが、それぞれがの夢や幸せについて語るけど、100人いれば考え方は100通りある訳だし、あって当然だと思うし、どれが良いとは言えないよな。
他人から見たらそれってどうなの?って思うような事であっても、本人がそれで幸せを感じているのならば、むやみに否定できる事ではないと思う。

2012年1月22日日曜日

22日  牛肉の味噌炒め弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆牛肉とにんじんの味噌炒め
       ◆卵焼き
       ◆シュウマイ
       ◆パプリカのきんぴら
       ◆雑穀飯


今日のお弁当も、全体的に茶色いな。
牛肉とにんじんの味噌炒めは時々登場するメニュー。
お弁当の本に載ってたレシピで、簡単で味が気に入ったので。
にんじんを他の野菜に変えてもOKだし。

卵焼きの中身は、炒めたしめじをめんつゆで味付けしたもの。
なに入れようかなーって考えたんだけど、ここんとこ天気悪くって寒いもんだから買い物サボッてて、冷蔵庫がガラーンとしてる。
しょうがないから、冷凍してあったしめじを取り出して、使う事に。

シメジは、安かったら取り敢えず買って、ばらばらにほぐして冷凍してある。
そのまま使えて便利だし、きのこって一度冷凍した方が旨みが増えるって、どこかで聞いたもんで。







・・・・・今日の本・・・・・

◆ロートケプシェン、こっちにおいで
  相沢 沙呼(あいざわ・さこ)

前作の「午前零時のサンドリヨン」で第十九回鮎川哲也賞を受賞して、デビュー。
これは高校生マジシャン・酉乃初が、身近に起こる謎を解いていくシリーズの第二弾。

まずは、「ロートケプシェン」っなんだろーなーって思ってたけど、童話の「赤頭巾」の事だって。

主人公は酉乃初と、彼女に思いを寄せる須川君。
酉乃さんは、教室では目立たない存在だけど、バー・レストランでアルバイトをしていて、そこでマジックを披露している。
そのときの活き活きした様子に、すっかり彼女を好きになってしまった須川君。
何とか勇気を出して、一応告白はしたんだけど、お互いにどちらかというと消極的で、目立つ事が苦手で、思ってる事をはっきり言い出せない性格なので、中々進展しない。

何かに付け考え過ぎた挙句どうしたら良いのか判らなくなった須川君が、身近に起こった謎を酉乃さんに相談し、酉乃さんがそれを解き明かす形で話は進んで行く。

今回は、幾つかの小さい謎を解き明かしながら、あるきっかけで不登校になってしまった女生徒を何とか救おうと奔走する。

メインは謎解きなんだけど、それよりもどちらかというと、少しづつゆっくりではあるけれど進んでいく二人の関係の方に興味が湧いて、時々突っ込みを入れながらも、どうなって行くのかなーと思いながら読んでます。

2012年1月21日土曜日

21日  えびバーグ弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆えびバーグ
       ◆パプリカのソテー
       ◆卵焼き
       ◆にんじんの炒めナムル
       ◆きゅうりとカニかまの辛マヨ和え
       ◆雑穀飯


鍋物用のえびすり身をミニバーグ状に焼いて。
この鍋物用のすり身は便利。
何種類か売ってるんだけど特にえびは、そのままの形が混ざって入ってるから歯ごたえもあるし、結構塩っ気があって、味付け無しでOK。
卵焼きの中身は、パプリカとちくわとチーズ。
きゅうりとカニかまは、からしマヨネーズで調味。
ちょっとピリッとさせたくってからし強めにしたんだけど、食べる頃には飛んでるかなー。








・・・・・今日の本・・・・・


◆もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら  
  岩崎 夏海(いわさき・なつみ)

遅ればせながらって感じですが、機会が巡って来たので、読ませて頂きました。
題名長っ! まあ所謂ひとつの「もしドラ」ってやつですね。
色々話題になっていて、紹介のコメントなんかも聞いたりしてたけど、実際自分で読むまでは、「どんなもんかなー」ってちょっと心配だった。
経営だったり、ハウツーものだったりはあんまり興味ないから。
でも、読み始めたら読み易いし、ちゃんと物語だし、どんどん一気に読んじゃいました。
そこそこ感動する場面もあったし。

読み終わった今は、「これをそこそこ理解しながら読めたから、本家の『マネジメント』の方も一丁読んで見るか」って言う気持ちと、「いやいや、これを読んで取り敢えず理解できたから、まあ良いか」って気持ちと半々。
そして、ついつい、これを自分の生活の中の何かに応用できないか何て考えたり、考えなかったり。
って、どっちなんだ!!

話は、野球部を甲子園に連れて行くって決めて野球部のマネージャーになったけど、そもそも自分はマネージャーの何たるかも知らない事に気付き、それじゃー何か本でもって事で本屋に行き、マネージャについての本
と言う事で買ってきた本が、「ドラッカーの『マネジメント』エッセンシャル版」。
中身を確認せずに勧められるまま買ってきて、家に帰って見てみたら、「なんだこりゃー。マネージャーはマネージャでも違うマネージャーじゃんかー」って事に。

だけどこの子の良い所は切り替えが早い事で、せっかく高いお金を出して買ったんだから、読むだけは読んで見て、参考に出来る事があればラッキーって思い、読み始めた。
すると、案外面白いし、組織の経営について書いてある様なので、野球部を組織と考えればあながちかけ離れてもいないって事に気付く。

そこから、その本に出てくる言葉や内容を野球部に置き換えて考え、マネジメントが始まる。

そして、マネジャーとして一番大事で、無くてはならない根本的な資質。
それは「真摯」であること。
それは、学ぶ事の出来ない資質であり、後天的に獲得することのできない資質であり、初めから身に付けていなければならない資質である。

「真摯」であるって事を調べたら、「まじめでひたむき」って出てた。
そういう資質の人に、こういう風にやってって言われると、あの人に言われたんならやらなきゃって気持ちになるんだろうね。
まあ、真摯なだけじゃだめなんだけどねー。
それなりの努力だったり勉強だったりが必要なんだけど、そういう人はできるんだろうねー。

この話は、何も知らなかった彼女が、経営の本からなにをどう読み取っていくか悩みながらマネジメントしていく様子と、それによって球部が変わっていく様子が描かれているわけだけれども、確かに色々と思い悩んだり試行錯誤はあるものの、私に言わせりゃこんなにスムーズにいくのかと。
だって結果、野球部は甲子園に行くんだもん。
それも全く無名の、それも都立高校の野球部で、練習もきちんとしていなかった状態のが、夏休み前からマネジメントが始まって、次の年の夏の甲子園に出場するんだって。
そこん所がちょっと引っ掛かるけど。

2012年1月20日金曜日

20日  鶏の照り焼き弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆鶏の照り焼き
        ウインナー巻きの照り焼き
       ◆にんじんしりしり
       ◆パプリカ炒め
       ◆ほうれん草のおかか和え
       ◆ちくわチーズ
       ◆雑穀飯


昨夜の子供用の夕食のおかずから、鶏の照り焼きをちょびっと、おでんのウインナー巻きを一本取り分け、一緒に温め、照り焼き味に調味。

何だかんだ言いながらも、今日も照り焼き味。

パプリカは、炒めて塩コショウ。
緑のとこもあるけど、オレンジのパプリカ。

今日は寒いね、一段と。











・・・・・今日の本・・・・・

◆インディアン・サマー騒動記
  沢村 浩輔(さわむら・こうすけ)

最後に載ってる話で、第三回ミステリーズ!新人賞の最終候補に選ばれて、最初に載ってる話で、第四回ミステリーズ!新人賞を受賞したそうです。

短編連作集で、ある大学生たちが経験した、ちょっと不思議な話をいくつか。

最初は、まあ日常のちょっと不思議な体験や違和感と、その謎解きだなーって読んでたんだけど、後半が人魚の話になって、「んー? これは何だ?」って感じになった。
そして最後のエピローグで、前半の謎解き話と後半の人魚の話が何か繋がりでもあるのかという考察というか妄想になり、終了と。

一つ一つの話は興味深いと言えなくも無いけど、それらを関連付けるとなると、どうなの?って感じするけど。

2012年1月19日木曜日

19日  いなだの照り焼き弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆いなだの照り焼き
       ◆ピーマンソテー
       ◆かにたま風卵焼き
       ◆ほうれん草のごまおかか和え
       ◆ちくわチーズ
       ◆しいたけと昆布の佃煮
       ◆炊き込みご飯


先日刺身で食べた残りの、いなだのしっぽを照り焼き味に。
ピーマンも一緒に炒めて、同時に味付け。
ふと思ったけど、最近お弁当で、この照り焼き味の登場が多い気がするのは、私だけ?
まあ、簡単だからな。
卵焼きは、炒めておいた長ネギ・しいたけと、カニかまを卵に混ぜて焼き、かにたま風。

そして、今日のご飯は炊き込みご飯。
毎度お馴染み、丸美やの鶏釜めしの素にまいたけとしめじを加え、炊いてます。









・・・・・今日の本・・・・・

◆ハロワ!
  久保寺 健彦(くぼでら・たけひこ)

題名の「ハロワ」って、何かと思ったら、「ハローワーク」の事なのね。
って事で、ハローワークを舞台とした人間模様ってとこかな。
求職活動の結果ハローワークで、嘱託として働く事になった主人公の奮闘ぶりと、そこにやってくる人たちの人間模様。
主人公は相談員として勤務するわけなんだけど、やってくる人たちはとても個性的で、色々な事情も抱えていて、なかなか一筋縄ではいかない。
ハローワークでは相談員の指名ができるそうで、主人公の、新人で要領のあまり良くない所を見抜き、指名してくる。
かなりアクの強い人たちがやって来るんだけど、主人公もそんな人たちに鍛えられたのか、自分の持ち味をだしながらも上手く相談を受けられる様になっていく。

それにしても、そう言う話なんだろうけど、みんななかなか仕事が決まらなくって、結局話の中で仕事が決まったのが一人かな?
その為か、思い詰めた挙句精神的に不安定になったりして、自殺騒ぎや放火心中騒ぎなどの物騒な事件が起こったりもしてる。

現状が厳しいって事なんだろうけど、いい結果が出せた人が殆ど居なくて、悲惨な結末が気になるけど。

2012年1月17日火曜日

17日  かつとじ弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆カツとじ
       ◆ほうれん草のごまおかか和え
       ◆れんこんの照り焼き
       ◆大根とにんじんのピクルス


毎度お馴染みではありますが、多めに作ったヒレカツで卵とじ。
長ネギ・にんじん・ほうれん草と一緒に。

最近のお気に入りが、れんこんの照り焼き。

厚めに切ったれんこんに小麦粉まぶしてこんがり焼き、合わせておいた調味料で味付けするだけ。
簡単で美味しいし、サクッとした食感もいい感じ。
調味料は、醤油とみりんと砂糖を3:2:1の割合で。by キッコーマンのリーフレット










・・・・・今日の本・・・・・


◆キッズ・リターン Kids Return
  ビートたけし

原作:ビートたけし、著述:田村 章、となってます。
映画有名だよね、観てないけど。
映画は観てないけど、何かの機会に、この映画の最後の場面を見た事があって、それがとても印象的で、一度読むか観るかしたかった。
今回幸い、読む機会が出来たので。

話は長くない。
200ページ位だし、長い文章が詰まってる訳じゃないから、すぐ読める。
内容も難解なものじゃないし。
でも、印象的で余韻の残る作品。
一つ一つの文章は短くて、誰かがちょっと離れた所から見下ろしながらつぶやいているような、そんな気分になる。
映画は観てないけど、その場面場面が頭に映像として浮かんで来る。

バカな男の子たちの話。
ちょっと可笑しくて、悲しい。
けど読み終わった時、何故だか明るい気分になった。

シンジとマサルは、いつもつるんでる。
でも親友なのかと聞かれると、そう言う訳ではない。
じゃー何なんだと言われると、よく判らない。
でも、登下校でも校内でもいつもつるんでる。
同級生だけど、何となくマサルが上でシンジが弟分。
たけど、ボクシングを始めた事から、その関係が段々と変わってくる。

何もする事が無く、気楽に閑をつぶしてた時は何となく一緒だったけど、何かを始めると、それぞれの違いから差が出てきて、いつも一緒というわけにもいかなくなる。
それが判って、どうしようもない事だけに、お互いが気まずく悲しい気持ちになる。
そしてそれぞれ別の道を歩き始めるんだけど、最終的にはどちらも行き詰って上手く行かなくなり、再開。

昔のように自転車で二人乗りしながら交わす会話が、好い。
昔と言っても、ほんの3~4年前(だと思う)のこと。
明るい未来が見えてる訳ではないんだけど、なんだかほんわかした明るい空気が漂ってる。

2012年1月15日日曜日

15日   中華寄り弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆チンジャオロースー風
       ◆シュウマイ
       ◆卵焼き
       ◆あさりの佃煮
       ◆ミニトマト
       ◆雑穀飯


チンジャオロースー風、あくまでも風でございます。
使った肉は豚ヒレ、野菜はピーマンとにんじん。
塩と酒で下味付けた肉に、ごま油と片栗粉もみ込んで野菜と共に炒め、オイスターソース・醤油・酒で味付け。

卵焼きの中身は、長ネギとしいたけを炒めて塩と酒で薄くあじつけしたもの。
それを卵に混ぜ込んで、ごま油で焼きました。









・・・・・今日の本

◆眼鏡屋は消えた(めがねやはきえた)
  山田 彩人(やまだ・あやと)

この作品は、第21回鮎川哲也賞受賞作です。
話は、大まかに言うと、友人の死の真相を解明するってことかな。

殴られた事がきっかけで記憶喪失になり、ある一定の期間の記憶が飛んでしまい、その間に親友だった子が死んでる事が判り、その理由を知りたいと、調べ始める。
記憶が飛んだ期間って言うのが、高校2年から後の8年間。
だから、現在は20代半ばで高校の教師をしてるんだけども、高校時代から後の記憶がなくなり、高校2年生までの記憶しか無いって事。
そして、何とか記憶を取り戻そうと当時の親友に連絡を取ると、記憶が無い高校2年の時に死んでいた事が判り、納得行かず、調べ始める。
その中で、同級生だった男子が今は探偵をやってる事が判り、真相解明を依頼。
一緒に調べる事にする。

それはそれとして、その傍ら教師である訳で、高校生までの記憶しか無いのに、それを隠して一夜漬けで勉強しながら教師の仕事は続けてたって事になってるけど、これってどうなの?
言ってしまえば、高校生が先生やってるって事だよねー。
それも苦手だった英語の先生だって。
一夜漬けで何とか凌いだって言ってるけど、そんなんでやっていける事なの。
そこがどーも引っ掛かる。
まあ、そこんところは話の中心になる事柄では無いから、些細な事と言ってしまえばそれまでなんだけどねー。

話の作りは、当時の友達や先生や部活の仲間など関係者に会って、話を聞いてはああでもないこうでもないと推理と言うか推論をし合う形。
作者の言葉にも、どんな推理や理屈によって謎を解いていくのか、その過程を丁寧に描いた作品を目指したとあるように、確かにその過程を丁寧に描いてあるんだけども、早い話飽きる。
あくまでも私の場合なので、他人はどう感じるか判らないけど、そう言う場面に結構なページ数を使ってるから、段々読んでるのが面倒臭くなる。
最後の解決編でも、関係者を集めて謎説きをするんだけど、40ページ以上使われていて、読んでいく内に段々と「もういいから、早く結論出して」って気持ちになった。

2012年1月14日土曜日

14日  肉詰めしいたけ弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆肉詰めしいたけ
       ◆れんこんの照り焼き
       ◆卵焼き
       ◆ちくわチーズ
       ◆あさりの佃煮
       ◆ミニトマト
       ◆雑穀飯


れんこんの照り焼きは、厚めに切った蓮根に小麦粉をまぶしてこんがり焼き、合わせて置いた調味料で味付けし、最後にごまをパラパラ。
肉詰めしいたけも同時に焼き、一緒に味付け。

今日は珍しく仕切りに葉っぱを使った。
一通り作り終わって、詰める時になって緑が無い事に気付き、たまたまサラダ菜が洗ってあったので、使用。

今日の卵焼きの中身は、ひじきの炒め煮とちくわ。








・・・・・今日の本

◆RDGレッドデータガール5 学園の一番長い日
   荻原 規子(おぎわら・のりこ)

わーい!わーい!5巻だー!!って感じ。
この間4巻読んだとき(2011年11月29日ブログ)、一年以上振りで、やっと4巻読めたーって思って、次はまた一年後位かなーって覚悟してたから、こんなに早く読めるなんてちょーうれしー。
4巻の発行が5月で読んだのが11月、今回の5巻の発行は10月で今回めでたく読む事ができました。
でも今よく考えてみると、4巻を読んだ11月には、もう5巻が出てたんだねー。
全然知らなかった。
今回手にとって、発行日を見て初めて判った。
まあ、だからどうって事もないんだけど。

毎回ワクワクしながら、特に泉水子と深行の関係がどうなっていくのか興味深々で読んでます。
まあ、あまり目立った進展が無いようで、でも深い所で静かに進展してるような、ちょっとじれったい感じがまた良いねー。

前作の4巻では、学園祭の準備の話が中心で、あまり派出な対立とか事件は無くって、嵐の前の静けさ的な感じと読んだ。
そして今作の5巻は、その学園祭の様子で、正に嵐がやってきた。

そもそもここは、特殊な能力・技能を持つ家系の子女たちが集まる特別な学校で、それぞれが学園のトップのにしかなれない世界遺産候補に選ばれる事を目指している。
トップになるには学力やスポーツなどの決まった基準は無く、何らかの形で、学園生徒全体から突出した点を認められ、人望に並ぶものがないと思われたとき、トップの生徒が確立する。
だから、それぞれが自分たちの術を駆使して、トップに立とうとするし、対立が起き、事件も起きるって訳。

学園祭はその力を発揮する絶好の機会と言う事らしく、準備の段階から何やら怪しげな、だけどはっきりとはしない気配が漂っていて、当日は何かが起こりそうだって感じがぷんぷんしてた。

それが今回の5巻で大爆発ー!!。
自分の意思を捻じ曲げて利用されかけたことに気付いた泉水子が、その怒りから力を爆発させてしまい、我に帰ってパニックになり、気が付くと違う層に飛んでいた。
自己嫌悪に陥り、現実の戻りたくないと思ってしまう泉水子を、深行が連れ戻しに行く。

怒りを爆発させた事により、その原因となった男子がなぜか犬に変わってしまい、深行と一緒に行動する場面が笑える。
白い犬と言われると、どうもソフトバンクのお父さん犬が浮かんできて、ほのぼのしてしまうし、場面は結構深刻なのに、想像される行動や言動が妙に可笑しくて、そのギャップが楽しい。

今回で、またひと山越えたかなーって感じだけど、話はまだ続く。
次巻も何やらひと騒動ありそうな終わり方だよ。

それにしても、毎回面白くって、一気に読めてしまう所がうれしい様な、だけど一気に読み終わってしまうことが寂しい様な、複雑な気持ちなのです。

12日  あじ天南蛮弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆あじ天南蛮
       ◆卵焼き
       ◆シュウマイ
       ◆しいたけと昆布の佃煮 
       ◆ミニトマト
       ◆雑穀飯


先日のあじ天を温めて、南蛮酢にちゃぽん。
軽く茹でたにんじんとピーマンも一緒に。
元はてんぷらだから、漬けると衣がふやけて、ちょっとビミョーな食感ではあるなー。


卵焼きの中身は、かにかまとほうれん草とチーズ。

2012年1月11日水曜日

11日  カレーハンバーグ弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆カレーハンバーグ
       ◆卵焼き
       ◆大根とにんじんのピクルス
       ◆ほうれん草のおかか和え
       ◆ミニトマト
       ◆雑穀飯


残りカレーと残りハンバーグ、残り物同士をを組み合わせて、カレーハンバーグ。
カレーに入ってたにんじんとブロ茎も一緒に。
卵焼きの中身は、炒めた長ネギ・しいたけとチーズ。

このピクルスは普段時々作ってるけど、お弁当に入れたのは初めて。
味は、どちらかと言うと甘酢漬けに近い感じ。
何入れようかなーって冷蔵庫を覗いて、苦し紛れに。
色合いも良いかなーって思って。






・・・・・お弁当写真・・・・・

最近、写真に撮るとき外がまだ暗いから、私の技術では、イマイチよく撮れない。
自分の影で暗くなったり、近づくとフラッシュが光ってぶれたり、どうもイカンなー状態。
新しいデジカメだから高機能で、状況に応じて色んな設定が細かく出来たりするんだけど、それが反対に災いして、状況にあった設定が出来てないと、上手く撮れないんじゃないかと。
修行が足りないって事か?







・・・・・今日の本・・・・・

◆要介護探偵の事件簿(ようかいごたんていのじけんぼ)
  中山 七里(なかやま・しちり)

まずは、表紙の中側に書かれている紹介文。
「反骨精神をモットーとする香月玄太郎は、不動産会社を興し一代で成功を収めた社長。下半身が不自由で『要介護』認定を受けている老人だが、頭の回転が早く、口が達者。ある日、彼の分譲した土地で建築中の家の中から、死体が発見された。完全密室での殺人。お上や権威が大嫌いな玄太郎は、警察が頼りにならないと感じ、介護者のみち子を巻き込んで犯人探しに乗り出す!」
って言うのが、最初に出てくる話。
だけど時間の流れ順に言うと2番目の話が最初で、脳梗塞で倒れて、生還したものの下半身不随になってしまった時の顛末。
そして3番目4番目と幾つかの事件に遭遇・解決し、その後1番目の事件があり、その最後に新しいマンションへの入居希望者が現れ、最後の話へと繋がっていく。

その入居希望者って言うのが「岬洋介」というピアノ弾きで、ここの最後の話では彼が事件を解決するんだけど、この「岬洋介」って、この著者のデビュー作「さよならドビュッシー」(2010年6月18日ブログ)に出てくる。
そして時間の流れ的に、本作の後に丁度デビュー作の「さよならドビュッシー」が来ることになると思う。

2012年1月10日火曜日

10日   あじ天弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆あじ天
       ◆卵焼き
       ◆おさつきんぴら
       ◆ちくわチーズ
       ◆ミニトマト
       ◆雑穀飯とあさりの佃煮


あじ天は、刺身で食べたあじの切れっ端を、にんにく生姜醤油に漬けときました。
卵焼きの中身は、長ネギみじんとちょびっと残ってた中辛塩鮭とチーズ。




おさつきんぴらは、先日も入れたけど、まだあったので。

う~ん、今日も緑が無いなー。
ちくわの中身を、何か緑にすればよかったかなー。








・・・・・今日の本

◆デフ・ヴォイス
  丸山 正樹(まるやま・まさき)

この作品は、第十八回松本清張賞最終候補作を加筆修正したものだそうです。

これは、ろう者とその周辺の人たちの話なんだよね。
作者のあとがきによると、障害者と接する機会が多くある環境の中で、障害を持った人を主人公とした話を書きたいと思うようになり、調べて行くうちに、「ろう者」と「日本手話」に出会ったそう。
なかなか奥が深い様で、世間一般ではまだあまり認知されていない「ろう者」や「手話」を巡る状況を、小説を通してより多くの人に知ってもらいたいと言うのが、動機だそうです。

そして話は、事件物です。
主人公は、「ろう者」ではないんだけど、自分以外の家族全員がろう者という、ろう者の中で育った青年。
聴こえない親から育った聴こえる子の事を「コーダ」と言うそうだけど、家族の中で自分だけが違うというのも、それはそれで疎外感というか悲しいものがあるようです。

その青年は、事件の真相を追いかけながらも、聴こえる者と聴こえない者の間に挟まれて、常に「自分はどちら側の人間なのか」と考え続ていたが、事件の真相に辿り着き、更にその関係者たちの思いに接する内に、自分に対する答えも出たようだ。

ろう者を扱った話は今まで(多分)読んだ事が無くて、よく手話と言うけど手話には「日本手話」と「日本語対応手話」の、二つがある事も知らなかった。
知らなかった事は沢山あって、読んで行く中で「なるほどそうなのかー」と思うことがどんどん出てきた。

まあ、ちょっと入り口に立って、中をのぞいたって感じかなー。