・・・・・今日のお弁当・・・・・
◆鶏唐
◆ひじきの炒め煮
◆卵焼き
◆焼きさつまあげ
◆ちくわチーズ
◆かぶの浅漬け
◆雑穀飯
タンドリーチキン味の鶏肉を、唐揚げに。
卵焼きの中身は、穴子と大量長ネギ。
先日のあな弁の残りで。
コレステロールコンビですなー。
さつまあげは、フライパンで焼いてから一度めんつゆに浸し、また焼き付けてめんつゆに浸し、最後は焼き付けて完成。
かぶの浅漬けは、七味をパラパラ。
・・・・・今日の本・・・・・
◆人生教習所(じんせいきょうしゅうじょ)
垣根 涼介(かきん・りょうすけ)
新聞広告で募集された、「人生再生セミナー『第三回小笠原塾』」に参加した人たちの話。
船で小笠原に行って、そこで約10日間のセミナー。
主旨は、「現存する多岐の学問から最大公約数的な人生の方法論を教え、新しい認知を確立させる。そして新しい生き方の指針となるセミナーを行う。」という内容。
小笠原で泊まり込んでお勉強して、人生仕切り直しましょって感じかな。
希望者には、終了後に就職のお世話もしますよって事。
まずは履歴書と入塾動機で審査があり、それをクリアした人たちが参加できる。
結果、総勢28名だけど、話の中心になってるのはこの中の4名。
元ヤクザの柏木真一、38歳。
休学中の東大生の浅川太郎、19歳。
フリーライターの森川由香、29歳。
妙に人懐っこくて憎めない初老の男竹崎貞徳、6?歳。
人生再生セミナーって事だから、応募してくるのはそれぞれみんな何かしら行き詰っていて、何とかしたいけどどうすればいいのーって思ってる人たち。
まあ、60代の男竹崎はもうリタイヤして悠々自適の身分で、自分の知的好奇心を満たす為の参加だから、気楽だけど。
統計学や生物学・社会学や心理学などなど毎日いろいろな講義があって、講義ごとにレポート提出が義務付けられている。
そのレポートで理解度を判定し、滞在中に一度中間試験があり、不合格者はその時点で本土へ帰還となる。
まあ、この4人は残ったわけだけども。
途中途中にフィールドワークが挟まれていて、小笠原の自然や歴史が満載。
前半は、父島で何とか学の勉強とフィールドワーク、中間試験の後の後半は母島で、フィールドワークと島の住民を講師に招いて島の歴史の勉強。
後半、母島での島の住民を招いての講義では、この島の歴史には戦争が大きく係わってることが改めて認識される。
このセミナーに参加し、講義を聞き、自分の内面を見つめ直し成長していく登場人物と言うのが、話のメインなんだと思うんだけど、小笠原の過去と現在の様子にかなりページが割かれていて、その内容も考えさせられる事が多く、読む人に拠ってはこっちの方が印象に残るかも。
戦争は色んな物を壊すよね。