2012年4月29日日曜日

29日  朝作らない弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

◆チンジャオロースー
◆たけのこと高野豆腐の煮物
◆ほうれん草のピーナッツ和え
◆ポテサラ
◆雑穀飯

まあ、意図した訳ではないんだけど、作り置きで出来るなーって思って。
って事で、別名「楽チン弁当」。

チンジャオロースーは、昨夜の子供の夕食からちょっと取り置き。
たけのこは、作り置きにもう一度火を通して。
ポテサラも昨夜制作。
にんじん・きゅうり・サラミ入り。
ほうれん草も茹で置きのものを、ピーナツ粉で和えて。









・・・・・今日の本・・・・・

◆アンチェルの蝶
遠田 潤子(とおだ・じゅんこ)

彼女、2009年に『月桃夜』という作品で、第21回「日本ファンタジーノベル大賞」大賞を受賞し、デビューです。
読んで無いけど。
だから私は、今作が初めて。

中学卒業してから別れたきりの友人が25年ぶりに突然たずねて来て、女の子を預けたまま居なくなった。
その女の子は、やはり25年前に別れたきり、忘れようと思っても忘れられない人の子供らしい。
訳が判らないまま、取り敢えず面倒を見始めるけど、経験も無い事からなかなか上手く行かず、ついイライラしてしまう。
そして、その女の子を見てるとついつい昔の事を思い出してしまい、複雑な気持ちに。

預けられた男(主人公)と預けて行った男と預けられた女の子の母親は同級生で、よく3人で過ごした。
気が合った事もあるだろうけど、3人の父親は賭け事仲間で、その所為で子供どうし顔を合わせる機会が多かった事や、いつも何かしら嫌な目に遭ってる様な感じでお互いの気持ちがよく判る事が、結びつきを強くしたのかもしれない。

親はひどいけど、それに負けずに3人は真っ直ぐに生きていて、話は暗く重いんだけど、そんな中で3人が登場する場面だけが何だかポッと明るい感じがする。
25年ぶりに会った事で、その当時知らなかった事や、その後お互いがどう生きて来たかが少しずつ明らかになっていき、その暗く重い内容にまたやりきれない感じがす。

それでも、突然女の子を預けられたことにより、最初は経験の無い事に戸惑ったり、上手く行かない事にイラついたりしてた主人公が、ちょっとずつ変わって行く様子が、微笑ましい。