2014年6月20日金曜日

20日  ラタトゥイユハンバーグ弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆ラタトゥイユハンバーグ
       ◆卵焼き
       ◆ほうれん草のごまおかか和え
       ◆にんじん天
       ◆ミニトマト
       ◆ご飯

作り置き冷凍のハンバーグと、これまた作り置きのラタトゥイユと合わせてみた。
フライパンに、ハンバーグ置いて、その上にラタトゥイユ乗っけて、解凍がてら温め。
ハンバーグが解けたら、汁気をちょっと煮詰めるように仕上げて、終了。
卵焼きの中身は、細ねぎとチーズ。
いつもは小口に切る細ねぎを、4~5センチ長さに切って、入れてみた。
ちょっと食感が変わるよね。

にんじん天は昨夜作ったんだけど、隙間が空いたんで、投入。









・・・・・今日の本・・・・・

◆ミッドナイト・バス
   伊吹 有喜(いぶき・ゆき)

深夜の高速バスの運転手が主人公。
東京新潟間を結ぶ定期高速バスで、最終は深夜便となって、夜に池袋を出して、朝に新潟に着く。
十六年前に離婚していてる主人公は四十代後半で、二十七の息子と二十四の娘がいる。

現在つき合ってる女性を自宅に招待した日に、間が悪い事に、一人暮らししていた長男が戻ってきて、鉢合わせし、彼女は帰ってしまう。
長男は就職をして一人暮らしをしていたんだけど、何があったのか、辞めて帰ってきて、閉じこもる。
娘も別に暮しているけど、趣味でやっていた事が段々と大掛かりになって行き、手伝いを頼まれる。
別れた妻に偶然再会し、彼女の現状を聞き、何か力になりたいと思う。

と、色んな事柄が発生し、自分なりに何とか解決しようと心を砕くが、中々ままならない。

息子と鉢合わせして帰ってしまった彼女とは、以前通りつき合うが、微妙にギクシャクした感じが拭えない。

偶然再会した別れた妻は、父親の看護や家族の世話で、体も神経もすり減らしていて、危なっかしい。
何か力になりたいと、手伝いを申し出て、それを息子に話すと、思わぬ反発を受ける。
自分が良かれと思ってやった事に、激しく反発を受け、ショックを受ける。
子供にとって、自分たちを置いて出て行った母親には、大人になった今でも、不信感や捨てられた感が拭えないのだ。

先が永くない元妻の父親のために、何とかみんなが協力しあえないかと気を揉む主人公だけど、なかなか難しい。
子供達にとってはおじいちゃんだし、老い先長くないんだから、せめて今だけでも協力をと思う(多分)主人公だけど、今の今まで何の行き来もなかったのに、急に昔のことはひとまず置いといて、みたいな父親の様子に、納得行くわけがなく、会話も喧嘩腰になってしまう。
特に娘は、まだ小さかったこともあり、母親に捨てられた感が大きく、どうにも気持ちに収まりがつかないし、おじいちゃんの為に何かできないかっていう時に、そういう態度が出てしまう自分にも(多分)イラついてる。

結構終わりに近い辺りまで、このギクシャク感が終わらないのがよかったなー。
そんなにすぐに気持ちは切り替わらないよなー。
特に、昔からずーっと溜め込んでいた事はねー。

まあ、それはそれとして、あれこれ読んでると、時々登場人物が映像として実在の人物が浮かぶ時がままあって、今回はなぜか息子。
この息子、人とのコミユニケーションが上手くとれず、それがストレスとなってしまい、辞めてきたらしい。
昔から優秀で手が掛からなかったが、それは常に冷静に周囲を見ていて、その結果自分が我慢してしまうらしい。
家族に対しては時々かなり辛らつな発言あり。
この息子がねー、気が付くと「瑛太」だった。
一度そうなると、最後まで「瑛太」。
話の中で息子がしゃべると、頭の中で「瑛太」がしゃべる。