2010年12月10日金曜日

10日   天ぷら弁当


・・・・・今日のお弁当

◆天ぷら  ちくわ・いんげん・にんじん
◆卵焼き  ひじきの炒め煮・グリンピース・チーズ入り
◆ほうれん草のゴマおかか和え  すりごまとかつぶし
◆きゅうりの漬物  市販品
◆プチトマト
◆雑穀飯




・・・・・今日の本

◆明日の雨は。(あしたのあめは。)
  伊岡 瞬(いおか・しゅん)

この人の作品は、ミステリーや推理物を読んだけど、今回は小学校が舞台で、ミステリーでも推理物でも無い。
小学校に、音楽の臨時講師として雇われた森島巧23才が、今時の小学生やその親と向き合った1年間。
子供にしろその親にしろ教師にしろ色々いるから、先生は大変だ。
音楽の先生と言う事で、臨時だし、担任は持ってないから子供たちと一緒にいる機会はあまり多くはないけど、若い男の先生と言う事で人気がある。
モンスターペアレントや親による虐待、いじめ問題、放火事件、学級崩壊など、現代よく取り上げられる問題が詰め込まれている。
そして、最後の展開は予想通り。
今の先生は忙しくて大変ってよく言うけど、私たちの小学生の頃に比べれば一クラスの人数も少ないし、テストやお便りを作るのも便利になってるし、土曜日は休みだし、その辺だけを比べれば、ずいぶん楽な気がするけど、そうはならないのはいったいどんな事がそうさせているんだろうか。
私には想像も出来ないんだけど、大変らしい。この本でもそう言っている。
それと、題名の「明日のあめは」と言うのは、5年前に亡くなった森島の父親口癖である「明日の雨は、明日にならなけらば降らない」と言うのからきていると思われる。
作中で森島は、「真意はよく解らないが、くよくよしてもしょうがないと言う意味だと思っている」としている。
私は、急いでもしょうがないって意味に採るかな。