2011年5月14日土曜日
13日 スパニッシュ風オムレツ弁当
・・・・・今日のお弁当
◆スパニッシュ風オムレツ 風と言う事にして、チーズ・ジャガイモ・パプリカ・ピーマン・ベーコン入り
◆かじき天 昨夜の残りがちょびっとあったもんで
◆焼きたらこ
◆いんげんのごまあえ
◆ちくわチーズ
◆じゃがいも 肉じゃがから
◆プチトマト
◆雑穀飯
・・・・・今日の本
◆八月の犬は二度吠える
鴻上 尚史(こうかみ・しょうじ)
エッセイは何冊か読んだ事あるんだけど、小説は初めて。
劇団を主宰して脚本演出をしたりしてるから、ちょっと癖のある作品なのかなーとちょっと警戒気味で読み始めたんだけど、そんなことは全く無く、とても読み易く、余韻の残る話でした。
多分作者の体験がメインになってると思う。
主人公が愛媛出身で、早稲田大学に進学してる事から。
大学受験で落ちて、京都の大手予備校に通う為、その予備校の寮に入ったんだねー。
その時代の友人から24年ぶりに手紙が来て、最後の頼みがあるから会いたいと行ってきた。
頼みとは、癌で半年の命で、24年前に出来なかった「八月の犬」をどうしてもやりたい、と言う事。
その願いを何とか叶えようと、24年ぶりに当時の仲間と連絡をとり、奔走する。
その途中途中に、当時の話が出てくる。
時代は1978年。
自分がその当時ほぼ同年代だったけど、予備校に通う為に寮に入るとは知らなかった。
地方から出てくる人たちはそうだったのかも。
予備校の寮だから、色んな所から色んな人が来るんだね。
色んな事件や出来事があったけど、読んでいると、その場面場面の映像が頭の中に浮かんできて、自分もその片隅で見ているようで、わくわくした。
良い事も悪い事も、その当時ならではって感じがして、なつかしい様な何とも言えない感じ。
24年も会わなかった現在は、みんなそれぞれ問題を抱えたりしていて、中々足並みが揃わなかったりするけど、結局「八月の犬」は成功だったのか失敗だったのか。