2012年1月15日日曜日

15日   中華寄り弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆チンジャオロースー風
       ◆シュウマイ
       ◆卵焼き
       ◆あさりの佃煮
       ◆ミニトマト
       ◆雑穀飯


チンジャオロースー風、あくまでも風でございます。
使った肉は豚ヒレ、野菜はピーマンとにんじん。
塩と酒で下味付けた肉に、ごま油と片栗粉もみ込んで野菜と共に炒め、オイスターソース・醤油・酒で味付け。

卵焼きの中身は、長ネギとしいたけを炒めて塩と酒で薄くあじつけしたもの。
それを卵に混ぜ込んで、ごま油で焼きました。









・・・・・今日の本

◆眼鏡屋は消えた(めがねやはきえた)
  山田 彩人(やまだ・あやと)

この作品は、第21回鮎川哲也賞受賞作です。
話は、大まかに言うと、友人の死の真相を解明するってことかな。

殴られた事がきっかけで記憶喪失になり、ある一定の期間の記憶が飛んでしまい、その間に親友だった子が死んでる事が判り、その理由を知りたいと、調べ始める。
記憶が飛んだ期間って言うのが、高校2年から後の8年間。
だから、現在は20代半ばで高校の教師をしてるんだけども、高校時代から後の記憶がなくなり、高校2年生までの記憶しか無いって事。
そして、何とか記憶を取り戻そうと当時の親友に連絡を取ると、記憶が無い高校2年の時に死んでいた事が判り、納得行かず、調べ始める。
その中で、同級生だった男子が今は探偵をやってる事が判り、真相解明を依頼。
一緒に調べる事にする。

それはそれとして、その傍ら教師である訳で、高校生までの記憶しか無いのに、それを隠して一夜漬けで勉強しながら教師の仕事は続けてたって事になってるけど、これってどうなの?
言ってしまえば、高校生が先生やってるって事だよねー。
それも苦手だった英語の先生だって。
一夜漬けで何とか凌いだって言ってるけど、そんなんでやっていける事なの。
そこがどーも引っ掛かる。
まあ、そこんところは話の中心になる事柄では無いから、些細な事と言ってしまえばそれまでなんだけどねー。

話の作りは、当時の友達や先生や部活の仲間など関係者に会って、話を聞いてはああでもないこうでもないと推理と言うか推論をし合う形。
作者の言葉にも、どんな推理や理屈によって謎を解いていくのか、その過程を丁寧に描いた作品を目指したとあるように、確かにその過程を丁寧に描いてあるんだけども、早い話飽きる。
あくまでも私の場合なので、他人はどう感じるか判らないけど、そう言う場面に結構なページ数を使ってるから、段々読んでるのが面倒臭くなる。
最後の解決編でも、関係者を集めて謎説きをするんだけど、40ページ以上使われていて、読んでいく内に段々と「もういいから、早く結論出して」って気持ちになった。