2012年1月25日水曜日

25日  あじのカレー焼き弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆あじのカレー焼き
       ◆野菜炒め
       ◆卵焼き
       ◆ほうれん草のごまおかか和え
       ◆しいたけと昆布の佃煮
       ◆雑穀飯
 

刺身用に処理されたあじを、値引きされた瞬間にすかさずゲット!!
塩コショウして、カレー粉と小麦粉をまぶし、焼きました。
野菜炒めは、パプリカとスナップえんどう。
外はまだまだ寒いけど、最近スナップえんどうが目だって来た。

卵焼きの中身は、パプリカとウインナーとチーズ。
なんだけど、こうして見るとどうしても卵焼きには見えない。
肉か?って感じ。
どうも、茶色になっちゃうんだよなー。








・・・・・今日の本・・・・・

◆新小岩パラダイス
  又井 健太(またい・けんた)

本書は、第三回角川春樹小説賞受賞作品です。

本当の幸せって、何だろうねーって話。

会社が倒産して無職になった次の日に、同棲してた彼女に貯金も家財道具も持ち逃げされ、カジノで一発逆転に賭けて失敗し、「どーでもいーやスイッチ」が発動し自殺を試みるも引き戻される。
事の顛末を話した所、自分が住んでいる格安の「ゲストハウス」を紹介され、そこに住む事に。
その「ゲストハウス」は緑色で「枝豆ハウス」という名前がついていて、部屋は狭いけど、家具は付いてるし光熱費は家賃に含まれてるので、ご飯だけ自分で何とかすれば暮らしていける。
住人たちはかなり個性的だけど、みんな仲良しで、裕福ではないけどそれぞれ自分の信じる道を一生懸命に進んでいる。
そんな住人たちとの飲み会に参加して、楽しく過ごしながら、「これが幸せなのか?」と自分に問いかける。

そして、職探しに出掛けた時に昔の知り合いに出会い、その男の立派な身なりに驚いていると、自分の所で働かないかと誘われる。
喜んで働き出すも、そこが株や先物のや金などの詐欺を仕事にしてる事に気が付き、「こんなことしていいのかー?これで設けたお金で幸せになれるのか?」と悩む。
悩みながらも働き、仕事が終わると、あの個性的な「枝豆ハウス」へ。

貧乏でも良いから自分の夢の実現に向けてがんばるのが幸せなのか、人をだましてでもお金儲けをしてお金持ちになるのが幸せなのか、主人公は自分に問いかける。

個性的な登場人物たちが、それぞれがの夢や幸せについて語るけど、100人いれば考え方は100通りある訳だし、あって当然だと思うし、どれが良いとは言えないよな。
他人から見たらそれってどうなの?って思うような事であっても、本人がそれで幸せを感じているのならば、むやみに否定できる事ではないと思う。