・・・・・今日のお弁当・・・・・
◆一口あじフライ
◆卵焼き
◆にんじんのきんぴら
◆かぼちゃの塩蒸し
◆ミニトマト
◆雑穀飯と塩鮭
今日は大して作ってません。
今日作ったのは、きんぴらと卵焼きだけ。
卵焼きの中身は、三つ葉とチーズ。
仕切りに使ったのは、サニーレタス。
かぼちゃは作り置きの冷凍をそのまま。
塩鮭もあらかじめ焼いてほぐして置いたもの。
・・・・・今日の本・・・・・
◆ラブ・ケミストリー
喜多 喜久(きた・よしひさ)
「カスヤナガト」さんの装画であります。
こちらの作品は、「第九回『このミステリーがすごい』大賞」の優秀賞受賞作品です。
恋愛に不器用な理科系学生たちの、奮闘話。
ラブストーリーとケミストリーを掛けてるのかな?
『このミス大賞』だけど、ミステリー色はちょっと薄いかな。
主人公は、「どんなに複雑な物質であっても、瞬時に合成ルートを編み出す能力」を持つ大学院生って事なんだけど、そもそも化学に疎い私には、何の事やら。
大学の農学部の大学院生で、有機化学を専攻していて、日夜研究に励んでるらしい。
その説明も話の中で、知らない者に解説する形ででてくるんだけど、よく判らない。
けど、話は判る。
と言う訳で、化学の事が判れば判ったで尚いいのかも知れないけど、恋愛話なので化学が判らなくても、さほど差し障りはないのであります。
主人公が持ってる前述の能力が、恋に堕ちたとたんに消えてしまって実験は失敗続き。
そこに、天使なのか悪魔なのか判らないけど「カロン」って名乗るの若い女が出てきて、その恋が叶えば能力が戻ってくると言い、主人公の恋を応援し始める。
その「カロン」ってのは、余命6ヶ月でこの世に未練たらたらな人の希望を叶え、魂が留まってしまうのを防ぐのが仕事らしい。
だれか(後で判るけど)が、主人公の恋愛成就と能力の回復を願ったと言う事。
主人公は、化学にはすごい能力を発揮していて将来を嘱望されているんだけど、恋愛に関しては全くのオクテで、どうしていのか判らない。
そんな状態から、友人のアドバイスや「カロン」の工作により告白に成功し付き合い始めた事から、能力も戻って来て実験もことごとく成功するようになり、やれやれと思っていると、またまた難問が。
最後は誰が自分の成功を願ったのか主人公にも判り(想像してた人物だったけど)、難しい決断が迫られる。
まあ、その決断の結果、メデタシメデタシで終わる訳だけども。
解説として、コラムニストである同賞の選考者が文章を寄せてるけど、この作品を推してたそうで、かなり絶賛してる。
まあ、ラブストーリーとしては個性的な設定なんだろうけど、仕掛けに満ちた恋愛サスペンスと言うほどサスペンス感は無いんじゃないかなー、と言うのが私の個人的な感想であります。