2012年5月8日火曜日

8日  ちょっと春弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

◆赤魚の味噌漬け焼き
◆春キャベツとちくわのカレー炒め
◆卵焼き
◆ひじきの炒め煮
◆たけのこの煮物
◆グリンピースご飯

赤魚は昨日の夕食にも登場したんだけど、もう一切れ余ってたので、また登場。
卵焼きの中身は、三つ葉・かにかま・チーズで、昨日と同じ。
最近キャベツが急に安くなってきたもんで、ついついあるのにまた買ってしまい、キャベツ過剰状態の冷蔵庫。
積極的に使わなっくっちゃ。
連休中に実家でひじきを貰っって来たので、いつも通り一気に調理してしまえーと全部ふやかしたら、まー沢山。
取り敢えず3分の1くらいを炒め煮にして、残りは軽く茹でて平ったく冷凍。
がんばって使いまーす。







・・・・・今日の本・・・・・

◆猫弁(ねこべん) 天才百瀬とやっかいな依頼人たち
大山 淳子(おおやま・じゅんこ)

この作品は、2011年に第三回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞した作品です。
猫の弁当ではありません。
ちょっと変わった弁護士と依頼人たちの話です。

主人公は、婚活中の弁護士・百瀬太郎39歳。
東大法学部を主席で卒業し大手の法律事務所に所属していたが、一時世間を騒がせた「世田谷猫屋敷事件」をひとりでまるく収めた事をきっかけに、ペット問題専門弁護士のごとく指名が来るようになり、その事務所の方向性の違いから、独立せざるを得なくなった。
そんな事から、一部で「猫弁」と呼ぶ人もいるし、ペット専門と思って依頼が来る訳だけども、本人は全然そんな気は無い。
だからと言って断る訳でもないので、自然そういう関係の依頼ばっかりとなってしまってる。

あまり細かい事は気にしない様で、ちょっとつかみ所の無い感じだし、30回も断られ続けている見合い(これはちょっと訳あり)でも何だか頼り無い感じの主人公。
弁護士の仕事としては、勝ち負けを争うと言うよりも、依頼者の気持ちに寄り添って、納得の行く落としどころを見つける事に重点を置いている。
そこに、変な依頼を持ち込んで来る変な依頼人たちが絡んでくる訳だけど、仕事に関しては自分なりの正義を持っていてる主人公。
結構てきぱきしているし、依頼人が何かをごまかそうとしても見抜かれてしまったりして、目の付け所や会話も意外に鋭い。

最初一見ばらばらな感じだった登場人物たちが、段々と近づいてきて繋がりが見えてくる。

最後、ちょっとした仕掛けがあり、主人公と一緒に「えっ?」と思ったけど、若い女性が10年も経過すれば見た目変わるから、判らなくっても仕方ないかもなーと思って、成る程なーって感じ。

ひとつどうしても判らなかった事があって、ちょくちょく主人公の事務所のドアに「猫弁」うんぬんのいたずら書きをしてたのは誰なの?
中々達筆らしいけど。

言い忘れてたけど、この本の装画も、毎度お馴染み「カスヤ ナガト」さん。
いつもの感じで、横顔の主人公とお花。