2012年5月20日日曜日

19日  ささみフライ弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

◆ささみフライ
◆野菜炒め
◆にんじんのきんぴら
◆ちくわチーズ
◆プチトマト
◆白ごはんとあさりの佃煮


フライは市販品。
ささみチーズフライってなってて、ミンチ状のささみにサイコロ状のチーズが混ぜ込まれてました。
想像してたのと、ちと違う。


野菜炒めは、パプリカとブロッコリー。
きんぴらは、にんじんを炒めてめんつゆで味付けし、仕上げにいりごまをパラパラと。







・・・・・今日の本・・・・・


◆ライオンのつづき
大山 尚利(おおやま・なおとし)

中学2年の時札幌から東京に転校して来て、そこで過ごした幸せな日々とその結果起こった悲しい事故の話.
そして、25年後の現在。
25年が経過した40歳の誕生日に、ライオンが死んだという訃報が届くところからこの話は始まっている。

飛行機を作りたいというライオンの願いを、みんなで叶えようと、力を合わせて作り上げる。
ライオンっていうのは愛称で、当時は小学6年生で、知的障害者。
のため、時々周りが驚くような行動や言動があるけど、取り巻く子供たちは気にせず、反対に一緒に面白がるような感じで、ライオンの願いを叶えようと一生懸命になる。
放課後や休日にみんなで集まって作業に明け暮れるわけだけども、その様子が楽しい。
みんな個性的で、作業に夢中になる子もいれば、すぐにあきてしまい違う事を始める子が居たり、中学男子のおバカな話のやり取りや行動が、読んでいて面白くて楽しい。

みんなのがんばりの結果飛行機は完成するんだけど、その後に起きた悲しすぎる事故の事を思うと、この作ってる時がみんなにとって一番幸せな時間だったんだなー、って思う。

その事故の所為で、飛行機完成の喜びは吹っ飛んでしまい、主人公はその後幾らもしないうちにまた転校してしまい、みんなとはそのまま会う事も連絡を取る事も無く、25年の月日が経過する。

殆どが飛行機作りの当時の話で、どんだけ夢中だったのか、どんだけおバカだったのか、どんだけ幸せな時間だったのかが伝わって来る。
そのため、その後に起こった事故がまたどんだけ悲しい事だったのかが伝わってきて、主人公の後悔や自分を責める気持ちが判る。