2012年8月10日金曜日

9日  ピーマンの肉詰め弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆ピーマンの肉詰め
       ◆パプリカソテー
       ◆卵焼き
       ◆シュウマイ
       ◆沢庵
       ◆ご飯と梅干し


昨日の豚つくねの種がまだ余ってたのと小さめのピーマンがあったので、今日はピーマンの肉詰め。
まあ、よくあるパターンで。

パプリカは、オイスターソースで味付け。
卵焼きの中身は、カニかま。
いつもは焼きながらいくつかにまとめるんだけど、今日はそれが面倒臭かったので、ひとつに焼いて、後からカット。
こうすると断面がきれいに見えるな。









・・・・・今日の本・・・・・
◆収穫祭(しゅうかくさい)上・下
  西澤 保彦(にしざわ・やすひこ)

上下巻に分かれてます。
横に並べると、表紙の絵が繋がってます。
だからどうってことでもありませんが。

1982年夏。高知県がモデルと思われる豊仁(ゆたひと)県の山間の過疎の村のある地区で、嵐の夜に大量殺人が発生。
住民の殆どが殺され、生き残ったのは3人の中学生と教諭一人。

第一部はその日一日の出来事と共に、次々と死体に直面する中で、一体何が起こったのか自分たちなりの推理をする3人の中学生の様子が描かれている。
自分たちなりに推理をするものの、真相に辿り着いてはいない。

第二部からは、生き残った者たちのその後。

第二部は1991年10月に飛ぶ。
話の中心は生き残り中学生のひとり、マユこと小久保繭子。
精神的な物か、9年前の事件の記憶を失っていて、変な夢に苦しめられたりしている。
9年前の事件の犯人とされ亡くなった外国人の遺族が登場し、真相究明というか復讐というかのために、繭子に接触してくる。
その遺族は、真相を知りたいとはいうものの復讐が本当の目的らしく、第二部の最後は撃ち合いになる。
繭子は、失っていた記憶が段々と戻ってくると同時に、性格が変わってくるような感じだけど、実は本来の性格が出てきたらしい。

第三部は、また数年飛んで1995年8月~12月。
話の中心は生き残り中学生のひとり、ブキこと伊吹省路。
こちらもやはり事件当時の記憶を失っている。
ある事をきっかけに思い出すが、周りで殺人事件が起きる。
その状況が過去の事件と似ていて、模倣なのか真犯人なのか、昔の事件の関係者と調べ始める。

第四部は、かなり飛んで2007年の8月17日。
あの大量殺人から25年後。
その当時マユと関係があった先輩が話の中心。

最後第五部は、事件より6年前の1976年5月。
ブキの母親が話の中心。

第三部の最後で、ブキが推理した大量殺人の真相を話すけど、イマイチ説得力に欠ける気が。
というかー、その説明では納得いかないというかー、そんな理由でかー?って気持ちが捨て切れない。
それと、みんなの消息がきちんと判ってない部分があって、なんでそうなったのー?って思う箇所も。

と言う事で、上下巻だけに読み応えはある。
だけど、読み終えてちょっと消化不良気味。
と言うか、モヤモヤしたものが残るというか。
どうもスッキリしない。