2013年9月20日金曜日
20日 牛ピーのオイスター炒め弁当
・・・・・今日のお弁当・・・・・
◆牛肉とパプリカのオイスターソース炒め
◆ピーマンのオイスターソース炒め
◆卵焼き
◆オクラのお浸し
◆発芽米入りご飯
肉とピーマンは実は一緒に炒めたんだけど、詰めて見たら一杯だったんで、ピーマンは別にしました。
味付けは、チンヂャオロースと同じー。
細くしてないだけのこと。
細くすると、切るのと炒めるのが面倒だから。
卵焼きの中身は、グリンピースとチーズとチョリソー。
おー、全部カタカナじゃー。
オクラは、昨夜茹でて薄めためんつゆに漬けておいたモノで、切ってかつぶしからめました。
・・・・・今日の本・・・・・
◆「童石(わらしいし)」をめぐる奇妙な物語
深津 十一(ふかつ・じゅういち)
久々の「本」ですが。
これは、「第11回『このミステリーがすごい!』大賞」優秀賞受賞作品に、加筆したものです。
と言う事です。
まあー、あれだね、問題点が無い訳じゃないけども、それを上回るほどの魅力を持った作品だから受賞したけど、作品として出版する時はちょっと手直してね、ってヤツね。
パッと見た感じ緑で、絵本っぽい雰囲気の装画の表紙で、癒し系でミステリーなのかなーとか思ったり。
だけど、出だしはちょっと不気味な、奇妙な感じの「童石」に関するエピソードから始まっていて、まあ私にとっては「掴みはOK」ってトコかなー。
その次から始まる本文も、高校生が、亡くなった祖母の口に石を入れるだの、それを火葬後に密か回収するだの、それが祖母の遺言だったりだのと、ますます奇妙で不気味。
「なになに? 何なの? これー」って、引き込まれて行くー。
だからといって、おどろおどろしい感じは全然無くって、明るい。
祖母の遺言は、その回収した石を、昔お世話になったというある人物に届けてくれというもので、それを引き受けたのが主人公の木島耕平。
まあ、特に目立つ事も無いごく普通の男子高校生。
届けた先は、資産家らしく、えらくでかいお屋敷で、林と言う老人。
ちょっと変わった老人で、石コレクターだという。
ものすごい数の石を所有していて、それぞれ、奇妙な名前がついている。
「仮名石」・「白夢石」・「香石」・「赤子石」・「童石」、などなど。
それぞれに理由というか、現象があってその名前ってわけなんだけども、長くなってきたんで、それは置いといてと。
話は更に、昔むかし行われていた修行の話がでてきたり、子供の頃の不思議な石体験を持つ、主人公の高校の若い女教師が関わってきたり、広がって行く。
祖母の遺言の意味は何なのか。
林老人は何故石を集め続けるのか、そして集めた石を何で割ってしまうのか。
というなぞを核に、色々なエピソードがどう繋がって行くのかと、興味深々。
妙に軽い(性格の)老人やちょっと自分勝手な女教師に、時々押され気味になりつつも自分を見失うことなく淡々としている主人公。
昔の話や、祖母の遺言や、林老人との関係が、最後全部繋がって、成るほど成るほどって感じ。
一度読み終わって、薄っすらと判らない気分だったんで、もう一度ザッと読み返して、何とか繋がった気がする。