2013年10月15日火曜日
15日 ハーブチキン弁当
・・・・・今日のお弁当・・・・・
◆ハーブチキン
◆卵焼き
◆にんじんの炒めナムル
◆かぼちゃの塩蒸し
◆ひじきの炒め煮
◆ご飯
チキンは、昨夜の息子たちの夕食からの取り分け。
ハーブだれが付いた状態の肉を、ソテーした、簡単おかず。
卵焼きの中身は、ペッパーポークと長ネギとチーズ。
にんじんナムル、ちょっと久々かも。
にんじん使うと、色がきれいでいいよねー。
ひじきは、ちょびっと残ってたので、温め直して使い、これでめでたく終了。
・・・・・今日の本・・・・・
◆決壊石奇譚(けっかいいしきん)
三木 笙子(みき・しょうこ)
以前、石を題材にした作品(他の作家さん)を読んだけど、これも石だねー。
石を題材にしてるっていっても、共通するのは石ってとこだけど、話の方向は違うけけどね。
どんな石でも、石に触れた人間の強い感情にさらされると、その時の記憶がそっくりそのまま残ってしまう。
手でその石に触れると、それを見る事ができる男の子。
が、主人公の男の子の友人。
石は器のような役割を果たしていて、人が強い感情を抱いて石に触ると、その想いが石に流れ込む。
それが石の容量を超えてあふれ出した時、石は不思議な力を持つようになる。
それが「決壊石」で、どういう力を持つように変化するのかは、予想できない。
男の子のおじいさんが持っていたのは、銀を光らせる決壊石で、男の子が持ってるのは、鉄を錆びさせる決壊石。
祖父の田舎に引っ越してきた主人公が、新しく入った高校で、クラスにちょっと浮いた存在の生徒。
ちょとしたきっかけでその生徒と話すようになり、当たり前のように友達になる。
だけど、主人公の父親とその友達のおじいさんが、過去に何かあったようで、友達を見た主人公の父親は突然引っ越して転校させると言い出し、理由がわからない主人公と友達はビックリ。
いったい何があったのかは、お互いが持っていた石から判る。
友情とか、相手を思いやる気持ちとか、そんな事を描いた話ですな。
その中でひとついいと思ったセリフ。
「嫌なことは嫌なことだし、嬉しいことは嬉しいことで別物だから、足したり引いたりで帳消しにはならないと思う」。
そう、帳消しにはならないし、少なくもならないよ。