2014年4月27日日曜日

27日  鶏むねピカタ弁当


・・・・・今日のお弁当・・・・・

       ◆鶏むねピカタ
       ◆ブロッコリーとベーコンのソテー
       ◆糸コンとしいたけの炒め煮
       ◆練り物ごぼう
       ◆ミニトマト
       ◆ご飯

ピカタは、昨夜の夕食からの取り置きアレンジ。
鶏むねの西京味噌漬けを焼いたので、一部取り置いて、朝は、卵と粉チーズの衣付けて焼いて、ピカタに。
西京味噌漬けがちょっと甘かったんで、衣に塩コショウ少し足したら、良い感じになった気がするー。

ごぼう入りの練り物は、ちょっとピリ辛で、軽く焼いてしょうゆ垂らして、冷めるまでしばし放置。

糸コンとしいたけは、昨夜牛こまと煮た一部で、軽く炒って、水分飛ばして。








・・・・・今日の本・・・・・
◆友罪(ゆうざい)
   薬丸 岳(やくまる・がく)

中学生の時に、助けを求めてきた友人をつき離してしまい、結果、自殺させてしまった事をずっと負い目に感じて生きてきた主人公。
一時の繋ぎのつもりで入社したステンレス加工会社で、同じ日に入社した同い年の男・鈴木は、暗くてどこか人を寄せ付けないような独特な雰囲気。
会社の寮で隣同士になったが、毎日尋常じゃないうなされ様で、いったい何がそうさせるのか。

だけど、ちょっとしたきっかけで少しずつ打ち解け、他の同僚ともだんだんと仲良くなって行く。
ちょっと変わったところはあるけれど、好いところも見えてきて、好い関係を築き始める。

実は鈴木は、世間を騒がした事件の犯人で、少年院に入っていた過去がある。

そんなことは知らない主人公だったけど、ふとしたきっかけで今までの色んな事を繋ぎ合わせ、鈴木の過去を疑い始める。
そして、そのままにして置けなくて、調べ歩き、それをうっかり先輩の雑誌記者に話した事で記事になってしまい、周囲に知れ渡る事に。

死ぬ事ばかりを考えて生きてきた鈴木が、主人公に言ってもらった言葉で、生きて行こうと考えるようになり、これからどうやって生きて行けばいいのか一緒に悩んで欲しいと言われ、つい拒絶的な態度をとってしまう。
以前、過去について軽い気持ちで聞いて、「どんな話をきいたとしても友達でいてくれると約束してくれるなら、話せる」と言われた時も、怖くなってはぐらかしてしまった。

鈴木の過去を知ったとたん、手のひらを返すように態度を変える周囲に苛立ちを覚える主人公だが、勇気がなくて何もできない。
だけど、このままでは、以前同級生をつき離して死なせた時と同じ事だと気付き、あんな思いは二度としたくないと考え、自分にできることをと、行動を起こす。

最後は、姿を消した鈴木に向けて、主人公が、大手月刊誌に実名入りで手紙形式の手記を発表したところで終わる。

だから、鈴木がどうなったのかは判らないし、胸中も判らない。
そこがちょっとじれったい気がする。
けど、読み応えはある。

友達として、最後に頼ってきた相手を見殺しにしてしまったって意味で、友罪か?